卒業論文提出許可印をもらったら通常、提出の締切までは1ヶ月ほどです。教授に指摘された項目を修正して、最後の詰めを行いましょう。
卒論は、B5版の大きさに製本して提出します。製本といっても、紙ファイルに綴じても別に構わないのです。少なくとも私の場合はそれでOKでした。原稿用紙での提出が多いようですが、私はワープロで提出しました。しかも、原稿用紙にプリントアウトするといったような芸の細かいこともせず、白紙にプリントアウトしました。
ワープロで提出する場合は、卒論指導の時に教授に許可を得ておき、かつ提出するときに教授に許可を得ている旨をつけておくとベターです。
分量については、指導教授より40000字以上という指定をうけていたため、ワープロで60頁分になりました。どの教授でもその程度の分量を希望しているのではないのでしょうか。ある人は、ワープロで字数を詰めて印刷し、事前に持って行ったところ、「この卒論、立たないね。」と言われたそうです。分量が少ない、あるいは少なく見えるということを言いたかったみたいです。その話を卒論提出まぎわに聞いた私は、すぐさま一枚あたりの印刷文字数を減らして、枚数を増やしてから提出しました。
前にも述べたように、卒論の合格基準は、あいまいなのです。グレーゾーンだらけなのです。しかも、格式や伝統を重んじる「大学」というところは、内容に関係がない、一見どうでもよいようなところでの評価がウェイトを占めています。したがって、少しでも不合格のリスクを減らす対策を考えていなければなりません。
通信課程では、卒業論文提出後に面接を行い、これに合格して初めて卒業になります。時間は1人20分。場所は、指導教授の研究室の中で、もう1人の面接担当の教授がそこに同席します。面接担当の教授は、面接場所に行くまで教えてくれません。
研究室に入って、卒論の要約を説明してくださいと担当教授から言われ、前もって準備していたノートのメモを見ながら、5分程度で説明しました。その後、助手の人から私の説明に対しての質問があり、3分程度で回答しました。
その後、指導教授から以下の質問があり、私がそれに答えるという形で10分程度たち、それでは結構ですといわれ、終了しました。
卒論に関する質問は、担当教授から2つ、助手から1つ。仕事に関する質問は担当教授から6つでした。
どんなことをするのか、ほとんど情報がなかったのですが、自分の卒論の要旨を説明する準備をしていったのは正解でした。あとは、準備のしようがないものばかりですが、いかに卒論に前向きに取り組んで実生活に活かそうとしているかを見ようとしていたのだと思います。